こんにちは!Katyです。
今回は「仕事がもっとラクになる!明日から使える基本のルール」の内容をお届けします!
「お仕事でいつも緊張してしまう」
「スタッフの指示通りに動けているか不安」
「ミスをしたらどうしようと悩んでしまう」
そんな風に思ったことはありませんか?
実は、お仕事が上手にできる人の秘密は、特別な才能や魔法のようなセンスではありません。
誰にでもできる「当たり前のこと」をとても丁寧に行っているだけなのです。
この記事では、あなたの毎日のお仕事を劇的にラクにする「3つの道具箱(伝える・聞く力、進める力、場にいる力)」について徹底的に解説します。
じっくり読んで、明日からの作業に活かしてみましょう!
「仕事ができる人」の秘密は魔法ではない
新しく作業を始めるときや、新しい環境に入るとき、「あの人はセンスがあるからできるんだ」「自分には特別な才能がないから上手くいかないんだ」と感じてしまうことがあるかもしれません 。しかし、それは大きな誤解です 。
経営コンサルタントとしての経験を持ち、現在は企業の経営者として活躍されている西原亮さんの著書『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』でも、次のように述べられています。

「仕事ができる人とできない人の差は、2〜3年経つと残酷なほど開いてしまう。
しかし、仕事ができる人というのは、決して生まれつきの天才ではない。
誰にでもできる『当たり前のこと』を、徹底してやり続け、周りからの信頼を積み重ねているだけである」
実は、著者の西原さん自身も、大学を卒業した当初は社会人経験が全くなく、さらに英語でのコミュニケーションが必要な過酷な環境(ニューヨークのコンサルティング会社)だったため、最初は「最も仕事ができない落ちこぼれ」として扱われ、とても苦労したそうです 。
しかし、周囲にいた優秀な先輩たちの行動や立ち振る舞いを徹底的に観察し、真似をすることで、コンサルタントとして見事に昇進を果たしました 。
さらに、その「当たり前」のルールを自社経営に活かした結果、10年間で売上と従業員数をともに7倍に成長させることに成功しています 。

天秤のイラストが示すように仕事の成果を分けるのは、左側にある「魔法の帽子」のような「特別な才能(センス)」ではありません。
右側にある「パズルを1ピースずつハメていく作業」や「チェックリストを1つずつ確認する行動」のように、「当たり前のことを、とても丁寧に行うこと」こそが、天秤を大きく傾ける秘訣なのです。
この「当たり前のこと」を、私たちは以下の「3つの道具箱」に分けて整理しました。

- 伝える・聞く力:相手との頭の中の「ズレ」をなくす道具
- 進める力:あわてず確実に作業を終わらせる道具
- 場にいる力:自分が働きやすい心地よい環境をつくる道具
それでは、それぞれの道具箱の中身を順番に詳しく見ていきましょう !
道具箱その①:伝える・聞く力(相手とのズレをなくす道具)
最初の道具箱は、スタッフや他の利用者様とコミュニケーションを取るときに役立つ「伝える・聞く力」です。
お仕事での会話は、おしゃべりとは異なり「自分と相手が頭の中で思い描いているイメージのズレをなくすこと」が最大の目的になります。
1.「分かったふり」は爆発のモト!素直に質問しよう
作業の説明をスタッフから受けているとき、専門用語が出てきたり、早口で聞き取れなかったりしたことはありませんか?
そんなとき「何度も聞き直したら申し訳ないな」「会話の流れを止めてしまうのが恥ずかしいな」と思って、つい「はい、分かりました!」と返事をしてしまうことがありますよね 。
しかし、これが一番のキケンです。

上のイラストを見てみましょう。
スタッフは「▲(三角)」の作業を指示しているのに、説明を聞いた男性は頭の中で「〇(丸)」だと勘違いしたまま、なんとなく「はい!」と返事をしてしまっています。
本当は理解していないのに「分かったふり」をしてそのまま作業を進めてしまうと、後から「全く違うものが出来上がってしまった!」「材料を全部無駄にしてしまった!」という大失敗の爆弾が爆発することになります。
自分がどれだけうまくごまかしているつもりでも、「分かったふり」は相手に見透かされていることが多いものです。
スタッフ側も「本当にこの人で大丈夫かな……」と不安になってしまいます。
西原さんの書籍でも、「ビジネスにおいて分からないことを放置し続けることは完全な悪である」と言い切られているほどです。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があります。
指示が聞こえなかったり、意味が分からなかったりすることは誰にでもあります。
そこで恥ずかしがらずに、イラストの3枚目のように手を挙げて「すみません、もう一度教えてください」 あるいは「分からないので、教えてください」 と素直に言える人こそが仕事の現場で本当に信頼される人なのです。
2. 「フワフワ言葉」を「クッキリ言葉」に変換する

言葉のすれ違いを防ぐための最高のコツは、会話の中に「数字」と「具体的な名前(固有名詞)」を入れることです 。 私たちが日常でついつい使ってしまう曖昧な言葉を「フワフワ言葉」、誰が聞いても同じ意味に捉えられる言葉を「クッキリ言葉」と呼びます 。
- × フワフワ言葉:「できるだけ早くやります」 「できるだけ早く」というのは、人によって「5分後」なのか「今日中」なのか「1週間後」なのか、全く基準が違います 。これではトラブルの元になります。
- 〇 クッキリ言葉:「今日の15時までにやります」 「15時」という具体的な数字を入れることで、スタッフもあなたも、全く同じ締め切りを共有できます 。
他にも、以下のような変換を意識してみましょう。
- 「多めに持っていきます」(フワフワ) ⇒ 「3個持っていきます」(クッキリ:数字を入れる)
- 「あの作業、終わりました」(フワフワ) ⇒ 「机の拭き掃除、終わりました」(クッキリ:具体的な名前を入れる)
「1、2、3」といった数字や、人の名前、道具の名前、場所の名前などの「固有名詞」を入れるだけで、あなたの言葉は相手にバッチリ伝わるようになります。
3. 「カメラ(事実)」と「ハート(感想)」を分けて報告する

スタッフに作業の進み具合を報告するときは、自分の頭の中を「カメラ」と「ハート」に分けてみましょう 。
- カメラ(事実):ビデオカメラで撮影したかのように、「誰が見ても、100%同じこと」を指します 。
- ハート(感想):「自分が思ったこと、感じたこと、予測したこと」を指します 。
お仕事の報告で大切なのは、「まず、カメラ(事実)から伝えること」です 。
- 〇 良い例:「(カメラ)まだ今日の分のデータ入力作業は、終わっていません 。 (ハート)でも、調子が上がってきたので、たぶん今日中には間に合うと思います」
もし、カメラ(事実)を伝えず、ハート(感想)だけを伝えてしまうとどうなるでしょうか。「今日の作業、なんとなくいけそうな気がします!」という感想だけを言われても、スタッフは「え?結局、今は何枚終わっているの?」と不安になってしまいます。
まずは「事実」をクッキリ伝え、その後に「自分の感想」を付け足す癖をつけましょう。
4. 悪いニュース(失敗)ほど、一番最初に報告する

お仕事にミスや失敗はつきものです。
道具を落として壊してしまった、手順を間違えてしまった、体調が悪くなってしまった……など、誰にでも起こり得ます。
このような言いづらい「悪いニュース」ほど「隠さず、後回しにせず、一番最初に報告する」ことが鉄則です。
失敗したことをすぐスタッフに報告すれば、傷が浅いうちに「大丈夫だよ、こうやって直そう」と対策を打つことができるため、周囲は逆に安心します。
逆に、「怒られるのが怖いな」と思って隠したり、後回しにしたりしていると、最初は小さなボヤだった問題が時間が経つにつれて取り返しのつかない「大惨事(大火事)」へと膨れ上がってしまいます。
悪いことほど真っ先に教えてくれる人は、スタッフから最も強く信頼されるのです。
道具箱その②:進める力(あわてず確実に終わらせる道具)
2つ目の道具箱は、目の前の作業を焦らず、正確にこなしていくための「進める力」です 。
1. いきなり手を動かさない!まずは「ゴールの確認」から

新しい作業の指示を受けたあと、焦ってすぐに作業をスタートしていませんか?
「早く終わらせなきゃ」という焦りは禁物です。
十分な確認をせずに勢いで始めてしまうと、途中でやり方が違っていることに気づき、結局すべて「やり直し」になって、余計に疲れてしまうことがよくあります。
まさに「急がば回れ」です。
作業を始める前に、まずは以下の内容をしっかり確認する時間をとりましょう。
- 「どんな仕上がりが正解(ゴール)か?」
- 「必要な道具や材料は、すべて手元に揃っているか?」
スタートボタンを押す前のほんの数十秒の確認が、あなたの作業を劇的にラクにしてくれます 。
2. 大きな仕事は「カレー作り」のようにバラバラにする

「この書類をすべて整理してください」「部屋全体をきれいに掃除してください」など、大きくて難しそうな仕事を頼まれると「うわぁ、何から手をつければいいんだろう……」とパニックになりそうになることがあります。
そんなときは、仕事を「カレー作り」と同じだと考えてみましょう。
「美味しいカレーを作る」という大きなお仕事も、細かく分解していくと、誰にでもできる簡単な作業の集まりになります。
イラストのように、どれほど難しそうに見える仕事でも実は「小さな単純作業が順番に並んでいるだけ」なのです。
パニックになりそうな時は、まず作業を細かくメモ帳に書き出してみましょう。
そして「よし、まずはじゃがいもを洗う(最初のステップ)だけをやろう」と、1つずつ順番に終わらせていけば、あわてることなく確実にお仕事を完成させることができます。
3. 自分の「バッテリー(集中力)」を一番大切なことに使う

人間が1日のうちに高い集中力を保てる時間は実は限られています(たった数時間しかありません!)。
これを、自分の心の中の「バッテリー」だと考えてみてください。
この貴重なバッテリーを、お仕事中に「ダメな使い方(NG)」で無駄遣いしていませんか?
- × ダメな使い方(バッテリーの無駄遣い)
- 「あの人、今何しているんだろう?」と、他の人の行動ばかり気にする
- 「さっきミスしちゃったなぁ……」と終わったことをくよくよ悩み続ける
- 作業とは関係のないおしゃべりに夢中になってしまう
悩むことや、自分とは関係のないことにエネルギーを使ってしまうと、バッテリーはあっという間に空っぽになってしまいます。
仕事ができる人は、このバッテリーを「今、目の前にある自分の作業」という一番価値を出せる大切なことに集中して使います。
周りの声や過去の失敗はいったん横に置いておき、目の前の作業だけに全神経を注ぐことで疲れにくくなり作業のスピードもアップします。
道具箱その③:場にいる力(働きやすい環境をつくる道具)
最後の道具箱は、あなたが事業所や職場で心地よく過ごし、周りからたくさん助けてもらえるようになるための「場にいる力」です 。
1. 「笑顔」は自分の身を守る最強のアイテム

いつも不機嫌そうにムスッとしている人と、ニコニコと穏やかな笑顔でいる人、あなたが「話しかけたい」「助けてあげたい」と思うのはどちらでしょうか?
イラストが教えてくれている通り、いつも笑顔でいることは周囲の人への素敵なプレゼントになるだけでなく「自分自身を助ける強力な武器(最強のアイテム)」になります。
あなたがニコニコしているだけで周りのスタッフや利用者様は、あなたに対して「声をかけやすいな」「お仕事を優しく教えてあげたいな」と感じるようになります。
逆に緊張のあまり顔がこわばって不機嫌そうに見えてしまうと「今は話しかけないほうがいいかな……」と周囲が遠慮してしまい、結果的に自分が孤立してしまう原因になります。
仕事が上手な人は、困ったときに周りにたくさん助けてもらえる「甘え上手」な人です。
そのためにも、まずは朝の挨拶から「笑顔」を意識してみましょう。
2. 「悪口・陰口」の暗い雲からは、そっと離れる

どこの職場やコミュニティにも、他人の文句や悪口、不満ばかりを言っている人がいるかもしれません。
そのような「悪口・陰口」の暗い雲が漂っている場所には、絶対に近づかないようにしましょう。
西原亮さんの書籍でも、陰口を叩く人の近くに身を置くことの危険性が強く警告されています。
「自分は一切悪口を言っていなかったとしても、悪口を言っているグループの隣にいて『うん、うん』と相槌を打っているだけで、周囲からは『あの人も悪口グループの一員だ』と同類にみなされてしまう。
その結果、自分の評判を大きく落とすことになる」
自分の大切な評判と作業のための綺麗なエネルギーを守るために悪口が始まったなと察知したら、何か理由をつけて「スッとその場から離れる」ことが正解です。
気を使って話に付き合う必要はありません。
自分より高い視点を持った人や前向きな言葉を使う人と一緒にいるように心がけましょう。
まとめ:毎日の「お仕事レベルアップ」チェックリスト

今回ご紹介した3つの道具箱の中身はどれも今日、明日からすぐに実践できる「当たり前」のことばかりです。
毎日の作業が終わったあと自分がどれくらい道具箱を使えたか、以下のチェックリストを使って振り返ってみましょう。
【毎日の振り返りチェックリスト】
- 【伝える・聞く】
- [ ] 分からないことがあったとき、分かったふりをせず「教えてください」と言えたか?
- [ ] 「数字」や「具体的な名前」を入れて、内容をクッキリ伝えたか?
- [ ] 失敗やミスをしてしまったとき、すぐに正直に報告できたか?
- 【進める】
- [ ] 焦って手を動かす前に、ゴールの状態ややり方を確認したか?
- [ ] 大きな作業を「カレー作り」のように小さくバラバラにして進められたか?
- 【場にいる】
- [ ] 今日、自分から笑顔で気持ちよく挨拶ができたか?
- [ ] 他人の悪口や不満の輪に混ざらず、スッと離れることができたか?
このリストの項目が毎日の作業の中で少しずつ「当たり前」にできるようになっていけば、あなたはもう立派な「仕事ができる人(シゴデキ)」です!
ライフワークからのメッセージ

- ワーク①:仕事をバラバラにしてみよう!(カレー作戦)
「明日の作業の準備をする」という大きなお仕事を、5つの小さなステップに分解する練習です。
(例:①今日着た服を洗濯カゴに入れる、②明日着る服をハンガーにかけて用意する、③水筒を洗って乾かす、など)

- ワーク②:「フワフワ言葉」を翻訳してみよう!
「後でやります」⇒「今日の【14】時までにやります」
「少しミスしちゃいました」⇒「【2】個、失敗してしまいました」
「あっちの道具を取ってください」⇒「【棚の2段目】にある【ハサミ】を取ってください」
といった、クッキリ言葉への翻訳に挑戦しましょう。
お仕事がラクになる道具箱は、手に入れたその日から誰でも使うことができます。
最初から全部を完璧にこなす必要はありません。
「まずは笑顔で挨拶してみよう」「分からないときは『もう一度教えてください』と言ってみよう」、そんな小さな一歩から始めてみませんか?
就労継続支援ライフワークでは、みなさまの「働きたい」「成長したい」という気持ちをスタッフ一同、全力で応援しています。
事業所の見学や体験はいつでも受け付けておりますので、ご興味を持たれた方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
明日からの作業が、みなさまにとって一歩一歩、もっとラクで楽しいものになりますように!

