統合失調症の40代男性が語るライフワークでの体験談

なぜライフワークに応募したのか

私の経歴と、ライフワークに応募するまでの経緯を時系列でお話しします。

私は大学生の時に統合失調症を発症しました。その影響に加え、リーマンショックの時期と重なり、就職活動がうまくいきませんでした。以来、20代から30代にかけて、病気に苦しみながらも10社以上でアルバイトを続け、なんとか生活をつないできました(生活保護は受けず、水道水で飢えをしのぐような日々もありました)。病気の悪化で退職を繰り返す「どん底」のような生活を送っていました。

その間、A型事業所で働かせていただいた経験もあります。どんなに苦しい状況でも働き続けた結果、少しずつ経験やスキルが積み上がりました。とはいえ、札幌では障がい者枠で受け入れてもらえるIT職の求人が非常に少なく、選択肢は限られていました。

そんな中、いつものようにハローワークで求人を検索していたところ、A型事業所で「アプリ開発・エンジニア」の募集を見つけました。それが esライフワーク でした。「これがチャンスだ!」と思い、さっそく見学を希望する旨を連絡すると、その日のうちに見学させていただけることになりました。

正直、IT職種での採用が難しければ、他職種への転職も覚悟していました。しかし、見学や体験でお会いした支援員の方々がとても温かく優しく、経験やスキルも豊富でした。 「ここでならもう一度大好きなITの仕事に挑戦できるかもしれない」 「私の経験やスキルを活かして役に立ちたい」と強く思いました。

その後、無事に3日間の体験を終え、採用され、現在では6ヶ月ほど働かせていただいています。

ライフワークで経験した業務

私がライフワークで携わった仕事は以下の通りです:

Webアプリの開発

  • ツールを用いた学習1件、アプリ開発2件

  • フレームワークを用いたWebアプリの制作3、4件

ホームページ制作 4件

ブログ記事の執筆

  • プログラマー募集記事2件

  • 体験談の記事執筆

情報検索とデータ整理

経理のバックオフィス業務

軽作業や清掃

調理補助(厨房での作業)

こうして並べてみると、幅広い業務に携わることで、自分の可能性が広がっていくのを感じます。

感想

esライフワークは、他のA型事業所とは一味違うと感じています。

支援員の方々は、ライフワーカー全員に平等で公平なチャンスを与えてくれます。さらに、毎日声をかけて気遣ってくださり、どんな相談にも真剣に耳を傾けてくれるため、安心して働くことができます。

特に印象的なのは、「自らの力で稼ぐ力」を身につけられることです。支援員の方々は豊富な経験・スキル・知識を持っており、的確なアドバイスをくださいます。

スキルや経験は後からでも身につけられるものですが、それ以上に大切なのは「一緒に会社を作り上げていこう」という志です。この職場では、困難な状況に直面しても、支援員の方々や同僚とともに成長しながら進んでいくことができます。

もちろん、会社の雰囲気や人間関係が合うかどうかは人それぞれです。ただ、応募を検討されている方には、ぜひ一度見学をして、自分の目で職場の雰囲気を確かめてほしいと思います。

また、この職場はススキノ駅に近く、アクセスが非常に便利です。BARのようなおしゃれな空間で働ける環境も魅力の一つです。

「諦めなければ、チャンスはきっと巡ってくる」――それを教えてくれたのが、esライフワークでした。