【スタッフ紹介】「仕事として通用する力」を育てる職業指導員・のぼりさん

「動画編集を覚えたら、本当に仕事につながるのか?」
「未経験の自分でも、プロの現場についていけるのか?」

そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

ライフワークでは、未経験からスタートする方が多い中で「ただ作業ができる」ではなく「仕事として通用する力」を身につけることを大切にしています。

今回ご紹介するのは、デザイン業界で20年以上の経験を持ち、フリーランスやVR事業の起業経験をもとに実際の企業案件を通して利用者さんの成長に関わっている支援員・のぼりさんです。

プロの現場で大切にしている考え方と、利用者さんの変化について、お話を伺いました。

「自己満足」になってはいけない。選ばれる人になるための考え方

Katy

動画編集の指導で一番大切にしていることは何ですか?

のぼりさん

一番は「お客様が求めているものを形にする」ことです。

デザインや動画の仕事の中で、「こっちの方がカッコいい」と自分の好みを優先したくなることがあるんですが、それは仕事ではなく自己満足になってしまいます。

例えば、お客様が「青色のデザインが見たい」と言っているのに、「黄色がいいと思うので黄色にしました」と出してしまったら、比較すらできなくなりますよね。

まずは要望通りに仕上げること。
その上で、「別パターンとしてこちらはいかがでしょうか」と提案する。
この順番が大切だと伝えています。

Katy

「言われた通りにやる」だけで終わらず、「信頼される提案ができるかどうか」。
この違いが、次の仕事につながる人とそうでない人を分けるのだと感じました。
これから仕事を目指す方にとっても、とても大切な視点だと思います。

■ ズレない人が評価される。「確認力」と「報連相」の本当の意味

のぼりさん

仕事で大切なのは、ズレをなくすことです。

そのために必要なのが、早めの確認と適度な報連相です。

僕自身も過去に、確認不足で「思っていたのと違う」と言われた経験が何度もあります。
「もっと早く言ってくれればよかったのに」と言われたこともありました。

だからこそ利用者さんには「思い込みで進めない」「一度確認してみる」ということを大切にしてほしいと伝えています。

「相手がどう考えているかを想像する視点 = 思いやりや気遣い」を育てることが「どんな仕事でも通用する力」だと思っています。

Katy

スキルがあること以上に、「ズレないように進められる力」が信頼につながるのだと感じました。
安心して任せてもらえる人になるために、欠かせない視点だと思います。

漠然とした「どうすればいい?」から自分の意見➕「どう思いますか?」へ。成長は質問に表れる

Katy

ステップアップしていく利用者さんに共通点はありますか?

のぼりさん:

のぼりさん

そうですね、「質問の質」が変わることでしょうか。

最初は漠然とした「どうすればいいですか?」と答えを求めることが多いです。
でも慣れてくると「こういう意図だと思うんですが、どう思いますか?」と、自分の考えを持った上で聞けるようになります。

表情や目つきも変わってくるんです。
「作業している状態」から「仕事として考えている状態」に変わるタイミングですね。

Katy

コミュニケーションの質の変化が現れるというお話、わかります。私も最初はわからないことが多くて漠然とした質問をしていました。だんだん「自分の意見➕どう思いますか?」ができるようになってきたと思います。
コミュニケーションの変化こそが、ステップアップしていく人の共通点なのだと思います。

■ 支援の極意は「甘やかさず、突き放さず」

Katy

支援で大切にしていることは何ですか?

のぼりさん

甘やかしすぎず、引っ張りすぎず「伴走する」という感覚ですね。

選択肢は提示しますが、最終的に決めるのは本人です。
自分で考えて選んでいればうまくいかなかった時でも『あ、こういうことか』と気づく。その経験、納得感が一番成長につながります。

Katy

のぼりさんは、すごく考える余地をくれる問いかけをしてくれる人だと感じています。「答えを教えてもらう」のではなく「自分で考えて決める」経験を積むことが、 本当の意味での成長につながるのだと思います。

■ 一度立ち止まった経験があるからこそ生まれた考え方

こうした支援の考え方の背景には、のぼりさん自身の経験があります。

のぼりさん

過去に、感情をぶつけられるような厳しい指導で苦しんだことがありました。
だから、相手を追い詰めるような関わり方はしたくないと思っています。

また、鬱を経験して一度仕事をリセットした時期もありました。
その後フリーランスとして活動し起業して全力で奮闘しましたが、一人で働くことの限界や孤独も感じました。

今は、仲間と一緒に仕事をするこの環境の方が自分に合っていると感じていますし、その中で利用者さんの成長に関われることがやりがいになっています。

Katy

順調に進んできた人の言葉ではなく、一度立ち止まった経験を経ているからこそ、今の支援の考え方に重みがあるのだと感じました。


■ 状態に合わせながらも「前に進む」支援の考え方

のぼりさんは、ご自身も反復性うつと向き合いながら働いてきた経験があります。
現在も精神障害者手帳3級をお持ちです。

そのため支援では

  • 無理に「頑張れ」と押すのではなく、その人の状態に合わせること
  • ただ寄り添うだけで終わらず、どうすれば前に進めるかを一緒に考えること

この両方を大切にしているといいます。

Katy

どうすれば成長していけるかを一緒に考えて、伴走してくれるのがのぼりさんの支援。悩んでいるとき「答えはわからないけど一緒に考えましょう」と言ってもらえると安心できますよね。「寄り添い」と「前進」のバランスこそが、のぼりさんの支援の特徴なのではないでしょうか。

■ プロの視点と、気軽に話せる距離感

インタビュー中、仕事の話をする時ののぼりさんは20年の経験を感じさせる鋭さがありました。

一方で、普段は利用者さんと気軽に話せる存在でもあり「親戚のおじさんみたいな立ち位置」と話す場面も。

Katy

仕事ではプロとして向き合いながらも、普段は安心して話せる距離感がある。
このバランスが、挑戦しやすい環境につながっているのだと感じました。

■ 最後に

ライフワークでは、実際の企業案件を通して、一人ひとりの状態に合わせながら成長をサポートしています。

Katy

ライフワークで身につくのは、単なる作業スキルではなく、仕事として通用する考え方や行動です。
「ライフワークで力をつけたい」と思った方は、ぜひ一度、見学や体験にお越しください。

のぼりさん

私は福祉に関わる資格や経験を持っていたわけでありませんが、
実際に体験して乗り越えてきた

・仕事との向き合い方
・病気との向き合い方
・人との向き合い方

などすべての経験をあますことなくお伝えすることで、あなたの新たな挑戦の後押し、伴走をしたいと思っています。頑張る人を応援することが好きなので♪

ライフワークや自分に興味が持てた方はぜひお問い合わせください!

■ 次回予告

実は、のぼりさんにはもう一つの顔があります。
フリーランス時代にトレードマークの赤白ボーダーで「イエノブォーリー」として活動し、コロナ禍にはVR(バーチャル・リアリティ)世界のお仕事をしていた過去も。
テレビや新聞でも取り上げられるような活躍もしていたそうなんです♪

なぜそのスタイルになったのか。
そして、その経験が今の支援にどうつながっているのか。

その背景については、次回の記事でご紹介します。
お楽しみに♪