【30代女性】パニック障害、適応障害、そして双極性障害
【A型事業所で2カ月働いてみた】

こんにちは!デザイン班のKと申します。

A型B型多機能型事業所「ライフワーク」のA型に通所して2カ月経ちました。

本日は私が,

・なぜ精神障がいを患うことになったのか

・どうしてライフワークに来たのか

・ライフワークに来てみてどう変わったのか

・今後の生き方についてそんな考えを持っているのか

についてご紹介していこうと思います!

これまでのお話

精神障がい者として生きていくことになったきっかけ

(ここでは少しつらい内容のお話をしています。
 次のお話まで飛ばしていただいても構いません。)

元気が取り柄で根っからの明るい性格であった小学生時代。
イラストを描く楽しさを知った中学生時代。
クリエイティブなお仕事を夢に見始めた高校生時代。
そして、夢をかなえるために上京し挫折した大学生時代。

私の人生が大きく変わってしまったのは、大学生の時でした。

当時お付き合いしていた方から、暴力と支配を受けるようになったのは
新たな生活をはじめてしばらく経ってからのことです。

突然豹変してしまったその人に、抗うすべはありませんでした。

読んでつらくなってしまう方もいらっしゃるでしょうから詳細はここでは伏せますが、

私は確かにその時、自分の価値を見出せなくなってしまったのです。
自分を傷つけ、ここからいなくなることだけを考えていました。
自分がいなくなれば世界中が幸せになると本気で思っていました。

友達や親、アルバイト先の方々、大学の友達、少しずつ切り離され、壊され、
お金も時間も持っているものも、最後には自分自身でさえ、
全てを支配されていたといっても過言ではないでしょう。

改札の前まで行っても電車に乗れなくなり、アルバイトにも学校にも行けなくなった頃、
親に事情がバレて、私は大学を中退しました。

逃げるように帰った実家では、ゆっくり休む間もなく、すぐに働くよう言われました。
病院を転々とし、はじめは「パニック障害」と言われました。
次に措置入院をした病院では「適応障害」と。
退院後は通院を重ね、寛解と診断されるも、しばらくすると調子を悪くしました。
比較的大きな病院で診てもらい、そこではじめて「双極性障害」と診断されました。

私の場合は、一生お薬などを使って上手く付き合っていく道を示されました。

障がい者が働く難しさ

アルバイトをはじめたはいいものの、人間関係は上手くいかず、
ねじ曲がってしまった価値観も邪魔をします。

定期的に調子を悪くしては、アルバイトを辞め、
数カ月経ってまた新しいアルバイトをはじめ…。

生活はもちろん、お金の面でも苦労は続きました。

B型事業所に通ったこともありましたが、お弁当におかずを詰める単純作業。

夢だったクリエイティブなお仕事は叶いませんでした。

A型事業所ライフワークとの出会い

札幌の就労支援事業所

地元を離れ、週3日1日5時間のアルバイトになんとか通っていた頃。

とある出会いから、札幌のA型B型事業所でIT系サブカル系、と言われる
ジャンルのお仕事ができることを耳にします。

ハローワークのみどりの窓口を訪れ、
その後「元気サーチ」というサイトで調べるうちに、ライフワークを見つけました。

5~6件の事業所を見学させていただきましたが、
第一印象から私の第一候補はここ、ライフワークでした。

ライフワークを見学してみて

まず、

・お仕事内容が私に合っていたこと。

・すすきの駅直結で、天候に左右されないところ。

・おいしい出来立ての定食が安価で食べられること。

・安価で1日ドリンクバーが飲み放題なこと。

・お手洗いにいつでも行けるところ。
 (飲食店、サービス業の方には分かっていただけるかもしれません…。)

・自分のペースでお仕事を進められること。
 (自分にできない案件は振られませんし、今できる範囲を職員さんが理解してくれています。)

・勉強できる環境が揃っていて、ステップアップできるところ。

・休憩時間はもちろん、片付けの時間も確保されていること。

そして驚いたのが、
お金の使い方や自分の特性との向き合い方、講師を呼んでの運動プログラムなど、
不定期でワークショップが開催されるのです。

この内容が実に多岐にわたっており、
「時間いっぱい仕事が詰め込まれている…。」
「自分で持ち込んだテキストでひたすら勉強しているだけ…。」
なんてことはライフワークではありません!

ここで働きたい!

正直に言って、A型事業所としてはかなり高度な技術を求められる職場だと思っています。
そのため、実務経験がある程度求められます。

とはいえ、少しでも興味があれば、未経験の案件でもお仕事ができています。

私は今まで知人やアルバイト先で頼まれたチラシやLINEスタンプ、
趣味で作った動画などを見ていただきました。

採用の連絡をいただいた時は、受験を思い出すくらい嬉しかったのを覚えています。

ライフワークに来てみて

独学でやってきた「デザイン」

知人やアルバイト先から頼まれることがあり、
高校生の時に教わったことを最後に、ほとんど独学で依頼を受けていました。

はじめて案件を任されたとき、ある職員さんが、
自分には馴染みの無い使い方があることを教えてくださいました。

しかし、マニュアル人間白黒思考~べき思考が沁みついていた私は、
はじめその事を受け入れられずにいました。

でも、経験のあるプロの言うことだしな…と最初はネガティブな気持ちでやってみたのです。
すると、後々他の案件をこなすうちに、その方法が自分にも合っていることに気づきます。

そこで私の考え方は180度変わりました

お恥ずかしながら、この歳までずっと自分の考えに固執していましたが、
まず受け入れてみるということが、自然に素直にできるようになったのです。

「生まれ持った性質」「価値観」が変わった

生きづらさを抱えている方は、案外多いのではないでしょうか?

ここにきて価値観が変わったと話すワーカーさんがたくさんいます。
それはほんの些細な変化かもしれませんが、時に人生にとって大きな変化になり得ます。
私自身、少しだけ前よりも生きやすくなったと感じています。
もちろんそれで病気が治ったわけではありませんが、
自分の特性とうまく付き合うひとつの希望が見えたのです。

新たな夢、そして未来

変わった「夢」

実を言うと、ここへ来た当初の目標は「在宅でフリーランスになる」でした。
フリーランスなら、働き方も時間も自由だし…在宅なら人と接することも少ないし…。
という理由でした。

しかし、現在の夢は「ライフワークのような環境の整った事業所を作る」ことです。

我ながら大それた夢だと思いますが、
もっとこんな環境で、たくさんの人がそれぞれの夢を見つけられる、叶えられる。
そんな場所がたくさんできていったら良いなと思ったのです。

夢がかなう場所

ライフワークでは、動画編集、デザイン、イラスト、Web制作、プログラミング、
ライティング、調理…
実に様々なお仕事があります。

自分の希望を伝えれば、職員さんは必ずそれを検討し、実現できるよう動いてくださいます。

そして、開所したばかりのB型事業所は、
A型事業所は難しいかもしれない…という方におススメです。

場所はすぐ隣なので、ワーカーさん同士で色々なお話ができますし、
職員さんも同じなのでステップアップも叶います。

まずは、週に何回通ってみる朝起きて出勤してみる、そんなことからはじめてみませんか?

あなたと一緒に働ける日を心待ちにしております!

ご相談は公式LINE電話でいつでもうけつけております。
まずはお気軽に、ご相談ください!

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