なんだか不安で息苦しい。原因がわからないからどうすればいいかもわからない。そんな不安感から更にネガティブ思考が強まってしまう…今回はそんなネガティブ思考の原因と簡単な対処法についてご紹介します。筆者自身が長年病気を患い、現在も就労継続支援事業所に通所しながら実際に取り入れている方法で、記事を読みながらできることもありますので是非一度お試しください。
遺伝要素もあり!ネガティブになるのは仕方なかった!
自分はマイナス思考だからなんでも憂鬱に捉えてしまい、どうせ何をやってもうまくいかない…と思っていませんか?このようなネガティブな思考は遺伝が関係していることもありますが、生活環境やストレスの影響も大きいとされています。ですので「私は不出来だ」と自分を責める必要はありません。
もし何となく苦しさを感じたら、焦らずに落ち着いて俯瞰してみることをお勧めします。ただ、すぐにそうできるなら思い悩むこともないですよね。
そこで、今回は心を落ち着かせるために手軽に実践できる方法を3つご紹介したいと思います。
ネガティブ思考になってしまった時のおすすめ対処法3選
①タッピング
これは筆者が特にお勧めする方法で、個人的に非常に効果を感じています。
タッピングとは、自分の指や手を使って、体の特定の部分を一定のリズムで軽くトントンと叩く方法です。これには自律神経を整える効果があり、リラックスを促進すると言われています。
幼い頃、体調が悪い時に誰かに背中や肩をトントンと叩いてもらった経験はないでしょうか?この感覚を自分で再現するのがタッピングです。触れてもらう安心感を思い出すことで心が落ち着くことを実感できるでしょう。
筆者は外出中に急に息苦しさを感じることがあるのですが、ベンチに座って薬を飲み、効き始めるのを待つ間タッピングを行うことで心を落ち着かせています。
②安心できる香りを嗅ごう
次にご紹介するのは、お気に入りの香りを嗅ぐことです。こちらもタッピングと似た効果があります。外出先で具合が悪くなっても、帰宅すると一気に治まることはありませんか?これは、自宅の慣れ親しんだ香りがリラックスを促進するためです。
とはいえ自分の部屋やベッドの匂いを外に持ち運ぶことは難しいですよね。そこで、私は毎晩眠る時にお気に入りの香水を使うことにしています。特定の香りを嗅ぐことで「安心できる」と感じる環境を作り出し、外出時にその香水を持ち歩くことでお守りのような役割も果たしてくれます。心が苦しくなった時に香水を嗅ぐと、自宅のリラックス空間を思い出して落ち着くことができますよ。
香水が難しい場合は、ボディミストやファブリックミストもおすすめです。
③通所している事業所の職員さんに話そう!
自分だけではどうしようもないと感じた時は、他人の力を借りるのが一番手っ取り早く効果的です。事業所を利用しているなら、職員さんに不安な気持ちを話してみるのも一つの方法です。単に「うんうん」と頷いてもらえるだけでも自分が認められていると感じられ、心が軽くなることがあります。また、悩んでいる問題について他人の意見を聞くことで、新たな視点や解決策が見つかることもあります。
特に、就労継続支援事業所の職員さんは私たちの病気に対して深い理解があり、心理的サポートにおいても熟練したプロフェッショナルです。ただの上司や知り合いと異なり、私たちを支えてくれる温かい存在ですので、遠慮せずに頼ってみましょう!どんな悩みを話しても、職員さんが嫌な顔をすることはないはずです。就労継続支援事業所では定期的に職員との面談が行われていますが、どうしても苦しい時には、少し話を聞いてもらうのも良いでしょう。
まとめ
今回は、現在就労継続支援事業所に通所中で精神疾患を抱えている筆者が実際に取り入れている簡単なメンタルケア方法を3つご紹介しました。
一般的に気分転換には軽い運動や趣味活動が推奨されますが、それすらも辛いと感じる時がありますよね。今回ご紹介した方法は、そんな時でも気軽に試すことができると思います。ただし、心のケアは個々の状況によって最適解が異なるため、今回の方法が合わないと感じた場合でも、諦めずに他の方法を探してみてください。
もっと明るくエネルギッシュになりたい方は、自分自身との対話でポジティブ思考になれる方法「セルフトーク」を次回ご紹介予定なので楽しみにお待ちください。
あなたにぴったりのネガティブ思考解消法が見つかることを願っています!