「自信がないから動けない」というループから抜け出す方法

「一般就労を目指したいけれど、自信がなくて一歩が踏み出せない……」
「周りはどんどん進んでいるのに、自分だけ不安に足止めされている気がする」

そんな風に悩んでいませんか?

そこでこの記事ではそんな「一般就労が不安で仕方ない。行動できない」というお悩みを、ライフワークに通所して11ヶ月目の私の視点から心理療法ACT(アクセプタンス・コミットメント・セラピー)の世界的権威、ラス・ハリス氏の教えをベースに「不安を抱えたままでも、一歩を踏み出す方法」をご紹介します。

具体的には

  • 自信は行動の後についてくるもの
  • 不安を消そうとしない
  • 価値に沿った行動する

の順番にご紹介していきます。

3分ほどで読める内容ですが、読み終える頃には「あ、今の自分のままでもいいんだ」と少し心が軽くなるはずです。

なぜ「自信がついてからやろう」は失敗するのか?

私たちはつい「自信満々になれば、迷わず行動できるはずだ」と考えがちです。
しかし実はこれが心理学的な「罠」なのです。

ラス・ハリス氏は、著書「行動すれば自信はあとからついてくる」の中でこう述べています。
「自信満々」になるのを待っていたら、いつまでもスタートラインに立てません。
大切なのは、自信の有無ではなく「今の状態」を受け入れて行動すること。

「自信」とは、行動した結果として、あとからポロッとついてくる「おまけ」のようなもの。

自転車の練習を思い出してみてください。
「乗れる自信」がつくのを待ってから練習を始めた人はいませんよね?
転ぶことを怖がりながらも何度も乗ってみた結果、いつの間にか乗れるようになり、そこで初めて「自信」が生まれたはずです。

精神科医樺沢紫苑先生は「100点」の自分になったらスタートするのではなく「30点」の自分でえいっと一歩踏み出す、行動しながら「60点」に修正していくという方法を推奨しています。

例えば一般就労。
不安なのは当たり前。
完璧な自分になってから一般就労に向けてスタートを切るのではなく、今の「30点」の自分で「今自分にできることをできる範囲で」小さく一歩を踏み出す。
小さな一歩は、就労支援事業所に通い始めるなど小さな一歩でOK。

その行動を起こすときに重要なのは「不安なのは当たり前」と不安な自分を受け入れること。
次の章で詳しく説明します。

「不安を消そう」とするのをやめてみる

「働くのが怖い」「失敗したらどうしよう」というネガティブな感情を、必死に消そうとしていませんか?

実は、私たちの脳は進化の過程で「危険(不安)を見つけること」を仕事としてきました。
だから、新しい挑戦を前に不安を感じるのは、あなたの脳が正常に機能している証拠なのです。

ACTの専門家ラス・ハリスによれば

「コンフォートゾーンを出てリスクを犯すと、あるいは困難な状況に落ちいいると、人は恐れを感じる。
それは弱さではない。
正常な人間の反応なのだ」

新しく何かを始めようとしたとき、不安を感じるのは当たり前なのです。

就労支援事業所に通所を開始するのも、就職の面接に行くのも、今のコンフォートゾーンを出る行為です。
そのとき「不安なのは当たり前」と受け入れることで次のステップに進めます。

不安を「心の部屋」に招き入れる

不安は考えないようにしようと否定すればするほど大きくなります。
不安を敵として追い出そうとするのではなく、心の中に不安のための「居場所」を用意してあげるイメージを持ってみてください。
不安な自分を受け入れることが重要です。

不安を消すことにエネルギーを使うのをやめて、不安を抱えたまま「自分がやりたいこと」に目を向ける。
これが「自己受容(ありのままを認める)」という、折れない心の土台になります。

「不安」がなくなってから行動しようとすると、いつまで経っても行動できません。
大事なのは行動すること。
不安を抱えながらも一歩踏み出すことが大事です。

あなたにとっての「価値ある一歩」は何ですか?

そもそも、あなたにとって「価値ある一歩」とはなんでしょう。
人は自分が価値を感じていることをするときは、エネルギーが出ます。
逆に自分が価値を感じていないことをしようとしても力が出ません。
自分の価値に合った行動を選択しましょう。

社会復帰しないと。
一般就労しないと。
という「〜すべき」という考え方はエネルギーが出ません。

まずは、あなたにとっての「価値」や「夢」を探してみましょう。

  • 誰かの役に立ちたい(貢献)
  • 自分の得意なことを活かして仕事がしたい(挑戦)
  • 経済的に自立して1人暮らししたい(自由)
  • 推し活を楽しみたい(楽しさ)
  • 旅行に行きたい(好奇心)
  • 犬を飼いたい(愛)

成功とは自分の価値に沿った生き方をすること」とラスハリスは述べています。

「今、夢も希望もない。どうせ自分には無理だ」と感じる方もいると思います。

私も、通所開始時は「この先どうしよう」「一生、一般就労は無理かも」とネガティブにしか考えられませんでした。
でもライフワークに通所する過程で夢を取り戻し、今は精神保健福祉士の資格を取ろうと勉強を始めました。

今、明るい未来を思い描けないという方も、ライフワークで一緒に体調を整えながら夢や目標を見つけていきましょう。

結び:まずは、ここから始めてみませんか

「自信がないから動けない」のではなく「不安なままで、一歩だけ動いてみる」

そんなあなたの挑戦を、私たちは全力で応援しています。
当事業所ライフワークは、そんな「不安なままでの一歩」を支える場所のひとつです。
夢や希望を私たちと共有して一緒に叶えていきませんか?
あなたの「これから」を、一緒に考えていけたら嬉しいです。