【利用者インタビュー】自分の適職を見つけ、「次の一歩」へ。ライフワークでの歩みと未来への決意

ライフワークでは、日々たくさんの利用者さんがそれぞれの目標に向かって進んでいます。
今回は、就職活動を進めている利用者Kさんにインタビューを行いました!

別の事業所からライフワークへ移り、動画編集という「適職」に出会ってから今日に至るまでの歩み。
そしてこれから一歩を踏み出す仲間たちへの熱いメッセージをたっぷりとお届けします。

ライフワークでの歩み

ライフワークに通い始めて、どれくらいの期間になりますか?

2024年の11月末に入ったので、だいたい1年半くらいになります。

通い始めたばかりの頃、事業所の雰囲気はどう感じていましたか?

前提として、僕は別の事業所からここに来たんです。
それまでに見学した他の事業所は、ビルの一室にパソコンが並んでいるような、いわゆる「無機質でオフィス感のある場所」が多かったんですよね。
だから初めてライフワークに来たときは、「こういうおしゃれな事業所もあるんだな」と、すごく好印象だったのを覚えています。

当初の自分(1年半前)と比べて、「ここが一番変わったな」と思う部分はどこですか?

やっぱり、「適職(自分に合った仕事)を見つけられたこと」ですね。
今は動画編集をやっているのですが、これが自分にすごく合っていると感じています。

もともとは大学で経営学や会計学を勉強していたこともあって、事務系の仕事を希望していたんです。
経理になりたいと思って実際にやってみたこともありました。
ただ、できないわけではないけれど、ひたすらに事務や文章を相手にする作業を続けるのは、今思えば少し苦しかったんですよね。
動画編集を始めてからはその苦しさがなくて、「経理より動画だ」と気づけました。
入所して2〜3ヶ月経った去年の1〜2月頃には、自分の中でこの気持ちの切り替えが早くに起こっていました。

「次の一歩」を決めたきっかけ

「そろそろ就職に向けて動き出そう」と思った、具体的なきっかけやタイミングはありましたか?

ずっと就活はしたいと思っていたのですが、以前は体調が追いついていませんでした。
少し体調が良くなってきて「これなら全然やれる」と思えたのがきっかけです。

その一歩を踏み出す時、周りの言葉で背中を押されたことはありましたか?

どちらかというと、周りに言われたからというよりは、自分の中で「体調面も含めてそろそろ行けそうだな」という気持ちが高まってきた感じです。

動画編集のスキルに関しても、完璧とまではいかなくても、最低限のことはしっかりできるようになったなという手応えがありました。
いつまでもここにいるわけにはいかないですし、ある程度ベースができれば、さらにスキルを上げるのは就職してからでもいけるんじゃないかと考えました。

就職活動に向けての今の思い(不安や課題)

就職活動を始めるにあたって、今一番ハードルに感じていることや不安は何ですか?

一番はやっぱり「体調」ですね。天気や季節の変わり目の寒暖差(最高気温が30度から15度に急激に下がるなど)に影響されやすくて。

本当は5月に面接を受けに行く予定でスーツも買ったのですが、4月・5月と急に体調を崩してしまって、予定が崩れてしまいました。

あとは、自閉症の特性もあって、面接のときに言葉に詰まってしまったり、話の要点を適切・具体的にわかりやすくまとめるのが苦手だという不安もあります。
大学のときは丸暗記して臨もうとしたのですが、それだと棒読みになってしまってダメだったので、今は自分の言葉で喋るように意識して試行錯誤しています。

その不安や課題に向けて、体調管理などで工夫していることはありますか?

ライフワークの中では根を詰めすぎない働き方を意識しています。

私生活では、疲れを溜め込まない・持ち越さないための生活習慣の改善をいろいろと試しています。
以前は夜の0時頃に寝ていたのを、今は1時間ほど早めて23時には横になるようにしました。
また、週に1回ほどお風呂やサウナに入りに行ったり、以前から通っている整体で電気針の施術を受けたりして、体を温めてケアを続けています。
これらのおかげで、肩こりなどはだいぶ改善されてきました。

スタッフや事業所に「こういうサポートがあったらもっと安心できる」というものはありますか?

動画編集者としてやっていきたいので、自分が作った動画に対するフィードバックですね。
最近はフィードバックの機会も増えてきてありがたいなと思っています。

合同面接練習会のエピソード

合同面接練習会に参加してみて、雰囲気はどうでしたか?

やっぱり1対1の面接の空気感は緊張しますね。もともとあがり症なのもあって、「言葉が詰まらないようにしなきゃ」という意識が強すぎて大変でした。焦って喋るよりはゆっくり喋ることを意識していました。

練習会を経験してみて、印象に残っていることや意識の変化はありましたか?

「姿勢」の大切さは改めて意識しました。猫背になりがちなので、ちゃんと背筋を伸ばそう、相手の目を見ようということは今でも気を配っています。

また、練習会を経験したことで、面接は「丸暗記して喋らなくても、しっかり練習して要点さえ押さえておけば割といけるのかな」というイメージを持てるようになりました。
近々、話す内容の要点をもう一度まとめ直そうと思っています。
自分としては言葉選び(相手に失礼にならないような言葉遣い)が昔から苦手で、自覚なしに感じの悪い物言いをしてしまう自閉症の認知の部分がありました。
でもライフワークに通う中でみんなと楽しく過ごすうちに、そういった尖った物言いもだいぶ改善されて変わってきたなと感じています。

将来の夢と仲間へのメッセージ

ライフワークで過ごした期間の「一番の思い出」を教えてください。

印象に残っている思い出の1つは、ひかるさんの対談動画です。
もともとはライフワークの身内だけで見る動画として、僕がカットとテロップの簡単な作業だけをやる予定だったんです。
それがいつの間にかYouTubeに投稿する話になり(笑)、当時のデザインのメンバーの方々に「お願いします」と協力を頼みながら、演出なども考えて試行錯誤して作りました。
本当に良い思い出です。

これから叶えたい夢や、理想の社会人像を教えてください。

目標としては、やっぱりまずは「就職」です。

僕は物欲があまりなくて、車がほしいとか旅行に行きたいといった希望は特になく、そのあたりの興味はもっぱら買い切りのゲームに向いています。なので、高望みはしていません。繁忙期でない限りはちゃんと定時で帰れて、週休2日でしっかり休みがあって、家で自分の好きなゲームや趣味の動画作りができる生活が理想ですね。一人暮らしの今の生活ベースを崩さず、もう少しやれること(動画編集のスキルアップなど)を増やしていければなと思っています。

最後に、ライフワークに入ったばかりの仲間たちへ、エールをお願いします!

今はまだ体調が悪くて半日しか来られないという人や、通うだけで精一杯というB型(就労継続支援B型)の人もいると思います。それはそれで、まずは今やれる範囲でやれば全然いいと思います。

ただ、一つアドバイスがあるとすれば「自分が今できると思っていること」と「実際にできること」を履き違えないように、慎重にいくことです。できないことを「できる」と言ってしまうより、実直に小さな目標から一つずつクリアしていくことが大事だと、僕自身の経験からも感じています。僕はどちらかというとネガティブで慎重に考えてしまうタイプですが、だからこそ現実的なステップを大切にしてきました。

そして何より、障害があろうとなかろうと、最終的に自分の進路や道を決めるのは「自分自身の決意の力」です。周りがいくら言っても、本人が「ちゃんとしよう」「就職に向けて準備しよう」と思わなければ何も始まりません。誰かに何とかしてもらおうという依存の気持ちは捨てて、自分の意思で自己管理をして行動していく意識が一番大切です。

上手くいかなくて腐っちゃいそうになるときもあるかもしれませんが、腐らずに、前を向いて少しずつ前進していってほしいなと思います!

Kさん、リアルで力強いお話をありがとうございました!

体調の波と付き合いながらも、サウナや睡眠などの自己管理を徹底し、自分の足で一歩を踏み出そうとする姿は本当に素敵です。
次のステージでのご活躍を、スタッフとメンバー一同心から応援しています!