みなさん、こんにちは!
ブログを担当しているKatyです。
毎日作業所に通っていると、体調の波があったり、人間関係で悩んだりすることってありますよね。
今回は、そんなモヤモヤを抱えている方にぜひ読んでいただきたい「心がスッと軽くなる心理学」についてブログを書きました!
大ベストセラー「嫌われる勇気」でもおなじみの「アドラー心理学」をベースにした、ライフワークで役立つ教えをご紹介します。
自分のペースで、自分らしく歩くためのコンパスとして、一緒に見ていきましょう!
■ こんなモヤモヤ、抱えていませんか?

「人間関係に疲れてしまう・・・」
「つい、周りの人と比べてしまう・・・」
「過去の失敗が気になって動けない・・・」
日々の作業のなかで、ふとこんな風に落ち込んでしまうことはありませんか?
でも、安心してください。こう感じるのは、あなただけではありません。

そんな時にヒントをくれるのが、アルフレッド・アドラーの「勇気の心理学」です。
アドラー心理学は、あなたの過去を責めたり、無理やり変えようとするものではありません。
「今日から、どうやって一歩を踏み出すか」を一緒に考える、背中を優しく押してくれるコンパスなのです。
■ 心の重荷をおろす「3つの鍵」

アドラーが教えてくれる心の重荷をおろす「3つの鍵」は、次の通りです。
- 人は変われる
- 人間関係はシンプルになる
- 誰もが幸せになれる
一つずつ、詳しく解説していきますね!
■ 1. 人は変われる(過去ではなく未来を見る)

私たちは何かつまずいた時、「どうしてこうなったんだろう?」と過去の原因を探す(「原因論」)をしてしまいがちです。
でも、そうやって過去のせいにしていると、荷物が重くて動けなくなるばかりですよね。
実はアドラーは、「トラウマなんて存在しない」と少し厳しいことを言っています。
これはどういうことかというと、私たちは無意識のうちに「今のまま変わらないための言い訳(道具)」として、過去の失敗や怒りを使ってしまっているのだそうです。
具体的に、どんなふうに「道具」として使っているのでしょうか。
書籍で紹介されている「赤面症の少女」のエピソードを見てみましょう。
彼女の悩みは、一見すると過去のせいに見えますが、アドラーの洞察によってその正体が明らかになります。

スライドの左側、少女の主観を見てください。彼女は重い赤面症に悩んでいました。
少女の主観:原因論(過去に縛られる)
彼女の願いは、「赤面症が治ったら、好きな男性に告白したい」というものです。
彼女はこう考えていました。「赤面症だから、告白できない」。
過去の何か(例えば、人前で顔が赤くなって恥をかいた経験)が原因で、今の「告白できない」自分がある、と考えています。赤面症は告白を阻む、どうしようもない原因なのです。
しかし、心理学者アドラーの洞察は、まったく違います。
アドラーの洞察:目的論(未来を創る)
スライドの右側を見てください。アドラーが注目したのは、少女の行動の「目的」でした。
彼が導き出した結論は、こうです。
「赤面症が治らないことで、告白しなくていい状況を作り出している。つまり、赤面症をあなたは利用しているだから治らない」。
少女が最も恐れていたのは、赤面症ではありませんでした。
最も恐れていたのは、「告白して、振られること」です。傷つくのが怖いという恐怖でした。
彼女の行動は、この「恐怖から自分を守る(=告白しない状況を作る)」という目的のためにある、と考えます。これが「目的論」です。
無意識のうちに赤面症を「道具」として利用し、告白できない状態(=振られるリスクを避ける状態)をキープしている。
だから、赤面症は治らないのです。
大切なのは、「これからどうしたいか?」と未来の目的を考える「目的論」へのシフトです。
過去の出来事は、これからのあなたを決めません! 勇気を持てば、人はいつでも変われるのです。
■ 2. 人間関係はシンプルになる(課題の分離)

アドラーは、なんとすべての悩みは「人間関係」から生まれると言いきっています。
お金、仕事、将来の不安なども、実はその根っこにはすべて「人との関わり」があります。
ということは、逆を言えば人との関わり方をシンプルにすれば、世界はずっと生きやすくなります。

そこで大切になるのが「自分の庭」と「他人の庭」をきっちり分ける「課題の分離」という考え方です。
- 【自分の課題】自分の行動、自分の気持ち、自分の努力。ここだけを大切に育てる。
- 【他人の課題】他人がどう思うか、他人がどう行動するか。
あの人が手伝ってくれない、あの人が不機嫌だ…と悩んでも、それは相手の課題です。
他人の庭には入らない。
コントロールしようとしないことが大切です。
苦しい時は「これは誰の課題?」と考えてみましょう。
他人の荷物まで背負う必要はありません。

課題を分離できたら、次は「褒められようとする」のをやめてみることに挑戦してみましょう。
「褒められるため」に行動すると、他人の顔色ばかり気にするようになります。
それは、他人に自分の人生を決められているのと同じです。
他人からどう思われるか(嫌われるかどうか)も、実は他人の課題です。
だからこそ他人の顔色から自由になる勇気を持つことで、人の評価で自分の価値を決めなくていい。
あなたは自由です。と気づくことができます。

もう一つ気をつけたいのが、人間関係のカタチです。
競争、評価、「褒める・叱る」といったタテの関係は勝ち負けがあり、とても疲れます。
実は「褒める」という行為も、能力が上の人が下の人を評価することになるため、タテの関係を生んでしまうそうです。
私たちがライフワークで目指したいのは、ヨコの関係です。
対等、協力、「ありがとう」。
上下関係はなく、お互いを尊敬します。
ライフワークでは「評価」ではなく、フラットな「ありがとう」を大切にしましょう。
■ 3. 誰もが幸せになれる「共同体感覚」

アドラー心理学が考える幸せ。
それはとてもシンプルです。
特別な才能や、競争での勝利は必要ありません。
「自分は仲間の役に立っている」「ここに居場所がある」と感じること。
この感覚を「共同体感覚」と呼び、次の3つのステップで、誰でもこの感覚を持つことができます。
ステップ①:自己受容

無理に「私は100点満点だ!」と思い込む必要はありません。
「今の自分は60点だな。じゃあ、ここからどうやっていこう?」と、ありのままを受け入れるのが自己受容です。
何かができる(行為)から価値があるのではなく、あなたが「ここに存在している」だけですでに100点の価値があります。
ステップ②:他者信頼

条件付きで信じる「裏切らないなら信じる」といった「信用」とは違い、「信頼」とは無条件で信じること。
見返りを求めず、仲間を信じることを指します。
もし「裏切られたらどうしよう?」と不安になっても、裏切るかどうかは【他人の課題】です。
まずは、ライフワークの仲間を「敵」ではなく「味方」だと思ってみましょう。
ステップ③:他者貢献

今の自分でOKと自己受容し、仲間は味方だと他者信頼できたら、自分にもできることがあると他者貢献に繋がります。
これに自己犠牲は必要ありません。
掃除をする、挨拶をする、笑顔でいる・・・。
そんな小さなことで十分です。
誰かの役に立ったと感じた時、人は一番幸せを感じます。
■ 人生は「今」の連続

アドラーは、人生は線ではない、人生は「今」という点の連続だと言います。
遠くのゴール(成功)ばかり見ていると、今が苦しくなります。
エジプト旅行に行く時、目的地であるピラミッドを見た瞬間だけが楽しいわけではなく、そこへ向かう旅の過程そのものが楽しいですよね。
人生は旅と同じ。
今日、このライフワークという場所で、仲間と笑えた、小さな作業ができたなら、あなたの今日の人生はすでに「大成功」なのです。
もう、すでに幸せなんです。
■ 明日からのライフワーク・コンパス

最後に、明日からのライフワーク・コンパスをまとめます。
- 【過去ではなく未来】「これからどうしたい?」を考える。
- 【課題の分離】他人の庭には入らない。自分の荷物だけ持つ。
- 【ヨコの関係】「ありがとう」で仲間とつながる。
あなたにはすでに、幸せになる勇気があります。
焦らず、自分のペースで歩んでいきましょう。

